MacbookProを購入してから、2年以上がすぎて、MacbookProでも「Windowsを動かす」ことができて、社労士や行政書士の業務にも十分使えるということが検証できましたので、そのことについての投稿です。
MacbookPro購入の理由・きっかけ
2019年4月にMacbookProを購入しました。きっかけは、同僚のS社労士が MacbookProを購入し、そして、しかも「MacbookProをWindowsで動かす」ということを聞いたので、それに触発されて、自分なりに調べての購入でした。
もっともその購入当時は、Windows7からWindows10に変更しなければならない時期でもあり、買い換えるパソコンのうちの1台を自分用としてこのMacbookProで代用しようという目論見もありました。
そして、このMacbookProを購入してから、2年以上がすぎて、MacbookProでも十分業務に使えるという結果が見えてきましたので、この間の使用感、今後の課題等も含め整理しておきたいと思います。
社労士・行政書士業務で使えるための条件
自分たち、社会保険労務士や行政書士がMacbookProが業務で使えるための条件としては、次の様なことがあげられます。
- Mail、Internetが使える
- Word、Excel、PowerPointが使える
- Windowsが使える
の3つです。
1番目の「Mail、Internetが使える」というのと、2番目の「Word、Excel、PowerPointが使える」というのは、Mac環境下でも全く障害になりません。このいずれについても実際に使用して確認済みです。従って、私たちの業務がこの2つだけで済むのであればMacbookProでも十分なのです。
しかしながら、このMacBook Proが業務として使えるにはどうしても3番目の「Windowsが使える」ことをクリアしなければなりません。つまり、Mac環境下でもだいぶ使えるようにはなって来てはいると聞いていますが、私の場合、いや私たち社労士や行政書士にとって、電子申請と業務ソフトについては、まだまだWindowsでないと動かないことが多いのです。
Parallels DesktopでWindowsを動かす
「MacbookProでWindowsを動かす」方法は、私の知る限り2つあって、一つは、BootCampという方法。そして、もう一つが、Parallels Desktopという方法です。私が選択したのは、2番目のParallels Desktopという方法でした。もっとも、この選択をしたのも、これもS社労士が選択したので、これを見習ったまでのことではありますが。
お世話になっている業者の手を借りて行ったのではありますが、このParallels Desktopという仮想ソフトを使ってWindowsを導入することは、割と簡単にできました。これで、MacbookProの中のWindowsで電子申請と業務ソフトが動けば、何もいうことはないのでした。
なお、元々自分のメイン機は、Windows8.1からWindows10に自動バージョンアップされたノートパソコンでした。ところが、このノートパソコンは、2020年になって壊れてしまい、完全に使えなくなったため、せっかく買ったMacbookProの完全活用が求められてきて、なんとしても電子申請と業務ソフトが動いてもらう必要が出て来たのも「MacBookProでWindowsを動かす」誘因でもありました。
2年間の悪戦苦闘で業務に使えるように
Mail、Internet、Word、Excel、PowerPointなどについては、Macの環境下でも十分に使えるのですが、社労士や行政書士という職業柄、電子申請と業務ソフトの2つが使えないとMacBookProの完全活用ができたとは言い難いのです。
そして、MacBookPro購入から約2年間の悪戦苦闘の結果、下記の2つについて、ほぼ完全活用の状態になったので、以下その状況を述べてみたいと思います。
- 電子申請
- 業務ソフト
現在まで、実際にMacBookProでのWindowsを使っての電子申請を行い、手続きが完了したものは、以下の通りです。
- e-Govでの算定基礎届、賞与支払届などの社会保険関係申請
- e-Govでの36協定、就業規則の届出
- e-Govでの雇用保険の設置届、取得届
- 登記・供託オンライン申請システムでの定款認証
- e-Taxでの自分の確定申告や顧客の納税証明申請
上記手続きのうち、「登記・供託オンライン申請システムでの定款認証」を除く手続きについては、資格電子証明書のインストールができれば、又、「登記・供託オンライン申請システムでの定款認証」については電子証明書に加えて、Adobeの Acrobatを使うことができれば、そんなに難しくはありません。
ただ、Parallels Desktopで動かすWindowsとMac O Sとの違いというか、棲み分け方を理解するまでは結構手間取りましたが、上記5つの手続きができたということで、私の中では、電子申請については、完璧に使えるということが実証できたと考えています。
もっとも、ブラウザは、Chromeも使用できないし、しかもEdgeでもなく、IE11でないとまだ完璧に動かないというのが難点ということはありますが、いずれ解決することを期待しています。
また、特別定額給付金の支給申請についてもMacBookProでのWindowsを使ってのオンライン申請で行いましたが、この申請が割とスムーズにできたのも、これまでの経験の積み重ねがあったことに他ならないと考えています。
次に、私が業務や事務所で使う主なソフトは、次の5つぐらいです。
- 社労士むけの業務ソフト
- 給与計算ソフト
- 建設業関係の申請ソフト
- 経理関係のソフト
- 請求書発行などに使っているデータベースソフト
上記5つのソフトは、Parallels Desktopで動かすWindowsでも理屈の上では動くはずなのですが、全てのソフトについての動作確認を取るのに結構手間取りました。特に、社労士むけの業務ソフトについては、以前は動いていましたが、急に動かなくなったりしました。結局、ベンダーに聞いて解決しましたが、「ディスプレイの解像度が高すぎる」というのが原因というのにはびっくりしました。
検証のまとめと今後の試行
「MacBookProでWindowsを動かす」ことは、できます。そして、業務の専用ソフトについても、我々社労士や行政書士業務についても、十分使えることが私の実際の検証によって、確認されたと言えます。
もっとも、MacBookProを買ったきっかけは、S社労士の行動に触発されたからなのですが、わざわざMacBookProの中にWindowsをインストールしてまで、MacBookPro使うかという声も聞こえてきました。
しかしながら、MacBookProについては、一括償却ギリギリの30万円弱まで、グレードアップしたこともあり、現時点では、そんなに難しく考えることはせず、むしろ積極的に活用を進めてゆくようにしてゆきたいと考えております。
そして、今では逆に「MacBookProでWindowsを動かす」ことを「売り」にしてみんなに広めることもやりたいし、動画の編集などもやってみたいとか、その他色々と試してみたいことも増えてきたところです。
試してみたい一つに私のパソコン環境をMacでとも考えていますので、その辺りのことについては、また投稿することにします。
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