2026年4月のドル円取引結果をまとめておきたいと思います。
4月の結果としては、今年2026年に入ってからの最高率となる4.8%超えとなりました。
毎月の目標は3%に置いていますので、4月はその目標を大きく上回る結果になりました。
ただし、4月は単純に「円安トレンドに乗ってうまく取れた月」とだけ整理してはいけない月だったと思います。
というのも、月末の4月30日に、ドル円は一時160円台後半まで円安が進んだ後、政府・日銀による円買い介入と見られる動きによって、一気に円高方向へ大きく振れたからです。
報道によれば、4月30日の外国為替市場では、ドル円が一時1ドル=160円台後半まで円安に進んだ後、短時間で155円台まで円高が進みました。市場関係者の間では、政府・日銀による為替介入が行われたとの見方も出ています。
4月の前半から中盤にかけては、基本トレンドを「円安」と見て、小刻みに仕掛けてコツコツ利確する方針が比較的うまく機能しました。
しかし、月末の急変を見て、あらためて感じたのは、為替相場では、どれだけトレンドが見えているように感じても、政策対応ひとつで一気に流れが変わるということです。
その意味で、4月は良い結果が出た月であると同時に、資金管理とポジション管理の大切さを再確認した月でもありました。
4月の目標に対して
4月の結果は、月間目標3%に対して、4.8%超えとなりました。
今年に入ってからの月間成績としては、最も高い率です。
今回の結果は、たまたま大きく一発で取れたというよりも、基本トレンドを円安に置きながら、小刻みに仕掛けて、コツコツと利確を積み重ねた結果です。
私の取引スタイルは、短期的な値動きを完全に当てにいくというよりも、まず大きな方向感を決め、その中で無理のない範囲でポジションを取っていく形です。
その意味では、4月の大部分は、自分の取引方針にかなり合った相場だったと思います。
ただし、月末の4月30日の急変を見ると、円安トレンドを前提にしていたとしても、160円前後では明らかに警戒が必要だったと感じます。
「円安方向に見ていたから正解だった」というよりも、円安方向を基本にしつつも、深追いせず、小刻みに利確していたことが結果的によかったという整理の方が、今の自分の実感に近いです。
私の取引4原則
私は、自分の取引にあたって、次の4つを基本原則としています。
基本トレンドを円安に置くか、円高に置くかを決めて仕掛ける
まず大事にしているのは、相場の基本トレンドをどちらに置くかです。
4月については、基本的に円安方向に置きました。
実際、4月は中東情勢や原油高、米国の利下げ後ずれ観測などもあり、円安圧力が続きやすい相場だったと思います。
ただし、月末には160円台後半まで円安が進んだ後、円買い介入と見られる動きで一気に円高へ振れました。
この動きを見ると、基本トレンドを決めることは大事ですが、そのトレンドがいつまでも続くと決めつけてはいけないと改めて感じました。
前週の終値を参考に、今週のトレンドを予想する
次に、前週の終値を参考にして、今週の大まかな方向感を考えます。
1か月単位で大きく見るだけでなく、週ごとの流れも確認しながら、小刻みに仕掛けるようにしています。
これにより、いきなり大きく張るのではなく、相場の流れを見ながら少しずつ入ることができます。
4月は、週ごとの流れを見ながら円安方向を基本に取引したことで、比較的落ち着いて対応できました。
一方で、4月30日のような急変は、週の流れだけでは読み切れません。
そのため、週足や前週終値を見ることは大事ですが、それだけに頼らず、政策発言や介入警戒のような材料も意識しておく必要があると感じました。
円安にも円高にも振れることを前提に、コツコツ利確する
ドル円は、円安方向に進むと思っていても、一直線に動くわけではありません。
円安に振れたり、円高に戻ったりしながら、上下を繰り返します。
そのため、欲張りすぎず、利益が出たところでコツコツ利確することを意識しています。
4月も、この考え方が比較的うまく機能しました。
特に、月末の急変を見た後では、コツコツ利確していたことの意味を強く感じます。
もし「まだ上がるだろう」と考えて利益確定を先延ばしにしていたら、4月30日の円高急変で含み益が大きく減っていた可能性もあります。
為替では、利益は確定して初めて利益です。
4月は、この当たり前のことを改めて感じた月でもありました。
反対方向に大きく動いても耐えられる資金管理を行う
最後に一番大事なのが、資金管理です。
相場は、どれだけ予想しても外れることがあります。
自分の仕掛けと反対方向に大きく動くことも当然あります。
4月30日の円高急変は、まさにその典型だったと思います。
それまで円安方向に進んでいたとしても、160円台に入ったところで、政府・日銀による円買い介入と見られる動きが入り、一気に円高方向へ振れました。
こういう場面では、ロットを大きくしすぎていると、冷静な判断ができなくなります。
4月の結果が良かったとはいえ、これを理由にロットを大きくしすぎると、次の月に大きく失敗する可能性があります。
今後も、資金管理については特に注意したいところです。
2026年4月のドル円相場を振り返る
2026年4月のドル円は、全体としては円安圧力が続いた月だったと思います。
背景にあったのは、主に中東情勢や原油高、米国の利下げ後ずれ観測、日米金利差への意識などです。
日本はエネルギーを輸入に頼る国ですので、原油高は円にとって重荷になりやすい材料です。
その一方で、4月は円安一辺倒というわけでもありませんでした。
日銀の追加利上げ観測や、政府・財務省による為替介入への警戒感もあり、160円に近づくと上値が重くなる場面がありました。
そして実際に、4月30日にはドル円が160円台後半まで進んだ後、円買い介入と見られる動きによって、急速に円高へ振れました。
つまり、4月のドル円は、
円安圧力は強い。 しかし、160円台では介入警戒が現実のものとなり、急激な円高反転も起こり得る。
このような相場だったと整理できます。
160円を超えたものの、定着できなかった相場
4月の特徴を一言でいえば、当初は「160円を超えそうで、なかなか超えきれない相場」でした。
しかし、月末には実際に160円台まで円安が進みました。
ただし、その後は一気に円高へ振れ、160円台に定着することはできませんでした。
この動きを見ると、160円という水準が、心理的にも政策的にもかなり意識されていたことがよく分かります。
160円台に入ると、政府・財務省による為替介入への警戒感が一気に高まります。
そして4月30日は、その警戒感が現実の値動きとして表れた日だったと思います。
4月は、円安方向への力が強かった一方で、160円台では政策対応によって一気に相場が反転するリスクがあることを、はっきり見せられた月でした。
その中で、小刻みに利確を重ねられたことは良かったと思います。
一方で、5月以降は、これまで以上に「上値を追いすぎないこと」を意識する必要があると感じています。
5月のドル円相場について
5月についても、基本的には円安圧力が完全に消えたとは考えていません。
中東情勢、原油価格、米国の金利動向、日米金利差などを考えると、円安方向への材料はまだ残っていると思います。
ただし、4月30日の円買い介入と見られる動きによって、5月の相場の見方は少し慎重にする必要があります。
4月末までは、159円前後から160円台定着を試す展開も想定していました。
しかし、実際に160円台に入ったところで大きく円高に振れたことで、5月は単純に「円安トレンド継続」と見るだけでは危ないと思います。
5月のドル円は、
円安圧力は残る。 しかし、160円台では介入警戒が非常に強く、急な円高反転にも注意が必要。
このように見ています。
また、日銀の追加利上げ観測が強まれば、円高方向への材料になります。
一方で、米国の利下げが後ずれする見方が続けば、円安材料にもなります。
つまり、5月は4月以上に、上下どちらにも振れやすい神経質な相場になる可能性があります。
5月も基本トレンドは円安寄り。ただし、深追いはしない
結論として、5月も基本的には円安寄りの目線を持ちながら取引する予定です。
ただし、4月までとは違い、160円台ではかなり慎重に見ます。
4月30日の急変を見たことで、160円前後では政府・財務省のけん制発言や介入警戒をかなり意識する必要があると感じました。
そのため、5月は無理に上値を追いかけるのではなく、引き続き小刻みに仕掛けて、コツコツ利確する方針です。
4月の結果が良かったからといって、5月にロットを大きくしすぎると、思わぬ急変で大きな損失につながる可能性があります。
特に、為替相場は政策発言や地政学リスクで一気に動くことがあります。
4月30日の動きは、そのことを改めて教えてくれたように思います。
5月も自分の取引4原則を守りながら、無理のない範囲で取引を続けたいと思います。
まとめ
2026年4月は、月間目標3%に対して、4.8%超えという良い結果になりました。
今年に入ってからの月間成績としては、最も高い率です。
4月のドル円相場は、中東情勢や原油高などを背景に円安圧力が続く一方で、日銀の追加利上げ観測や為替介入への警戒感が上値を抑える展開でした。
そして月末の4月30日には、ドル円が160円台後半まで円安に進んだ後、政府・日銀による円買い介入と見られる動きによって、一気に円高方向へ振れました。
そのため、4月は「円安トレンドに乗れた月」であると同時に、「政策対応による急変リスクを強く意識させられた月」でもありました。
今回、基本トレンドを円安に置き、自分の取引4原則に沿って、小刻みに仕掛けてコツコツ利確できたことが、4月の結果につながったと思います。
ただし、5月以降は、4月30日の急変を踏まえ、これまで以上に慎重に取引する必要があります。
5月についても、基本的には円安寄りの目線を持っています。
しかし、160円台では介入警戒が強まるため、無理に攻めすぎず、資金管理を重視しながら取引していきたいと思います。
良い結果が出た月ほど、次の月は慎重に。
4月30日の急変を忘れずに、5月も自分のルールを守って取引していきたいと思います。
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