2026年も6月が終わり、上半期のFX運用を振り返る時期となりました。
6月は、月間目標としていた2.5%を達成しました。また、2026年1月から6月までの上半期については、15%を目標としていましたが、結果は20%を超えることができました。
もちろん、相場環境に恵まれた面もあったと思います。
しかし、今回の結果につながった一番の理由は、自分で定めた「FX投資4原則」をできる限り守ったことにあると考えています。
また、以前からドル円以外の通貨ペアも取引対象にしたいと考えていました。
保有していたドル円のポジションが解消されたことを一つの区切りとして、2026年6月末頃から、取引の中心をドル円から豪ドル円へ移しています。
今回は、2026年6月と上半期の運用結果、6月の為替相場、そして2026年後半の運用方針について整理します。
6月の目標と上半期の運用結果
6月の月間目標は2.5%でした。
結果として、この目標を達成することができました。
また、2026年1月から6月までの上半期については、15%を目標としていましたが、実績は20%を超えました。
目標を上回る結果になったことは、率直に喜びたいと思います。
ただし、FXでは、一度大きな利益を得ることよりも、大きな損失によって運用資金を減らさず、継続して利益を積み上げていくことの方が重要だと考えています。
その意味では、上半期の利益率が20%を超えたことだけでなく、無理な取引を避けながら運用を続けることができた点にも意味があったと思います。
利益が出ているときほど、自分の判断を過信しやすくなります。
今回の結果を、単純に自分の相場観が正しかったからだと考えるのではなく、相場環境に助けられた部分もあったことを忘れないようにしたいと思います。
2026年6月のドル円相場
2026年6月のドル円は、月初の159円台から月末には162円台まで上昇し、円安・ドル高が進みました。
6月には、日銀が政策金利を0.25%引き上げました。
一般的には、日本の金利が上がれば、円が買われて円高に動くことが考えられます。
しかし、実際には円高へ向かわず、ドル円は上昇しました。
日銀の利上げが円高につながらなかった大きな理由は、利上げ後も日米の金利差が大きく、今後の金融政策の見通しについても、円に不利な状況が続いていたためです。
今回の日銀の利上げは、事前に市場で予想され、相場にはすでに一定程度織り込まれていました。
また、日銀が政策金利を引き上げても、米国との政策金利差は2.5%以上残りました。
市場では、FRBによる追加利上げの可能性が意識された一方で、日銀については、今後も景気に配慮しながら慎重なペースでしか利上げできないとみられていました。
そのため、今回の日銀の利上げは、円相場の流れを円高へ転換させるほどの政策変更とは受け止められず、円安の進行を多少抑える程度の効果にとどまったと考えられます。
つまり、日銀の利上げにまったく効果がなかったというよりも、利上げによる円高効果が、日米金利差や米国の高金利といった円安要因に打ち消されたと考える方が適切です。
豪ドル円はドル円とは異なる動き
一方、2026年6月の豪ドル円は、月初の114円台から月末には112円台へ下落しました。
円が米ドルに対して弱くなっていたことだけを見れば、豪ドル円も上昇して不思議ではありません。
しかし、6月は、豪ドルそのものが米ドルに対して大きく下落しました。
そのため、豪ドル安の影響が円安の影響を上回り、豪ドル円は下落しました。
豪ドル円は、豪ドルと円だけを直接見ればよいわけではありません。
豪ドル円の動きは、概念的には次の二つの為替相場の組合せで考えることができます。
豪ドル円=豪ドル米ドル×ドル円
ドル円が上昇して円安になっていても、豪ドルが米ドルに対してそれ以上に下落すれば、豪ドル円は下がります。
6月は、まさにそのような相場でした。
2026年6月の為替相場を端的に整理すると、ドル円では、日米金利差や米国の高金利を背景に「円の弱さ」が表れました。
これに対して豪ドル円では、「豪ドルの弱さ」が「円の弱さ」を上回った月だったといえます。
ドル円から豪ドル円へ取引対象を変更
以前から、ドル円だけでなく、豪ドル円も取引対象にしたいと考えていました。
そのような中、保有していたドル円のポジションが解消されたことを一つの区切りとして、2026年6月末頃から、取引の中心を豪ドル円へ移しました。
これまで中心としてきたドル円は、主として日米の金利差や、日銀とFRBの金融政策の影響を受けます。
一方、豪ドル円は、日本と豪州の金融政策に加えて、中国経済、資源価格、世界の株価、投資家のリスク選好など、より多くの要因から影響を受けます。
豪ドルは、一般に資源国通貨とされ、中国経済との関係も深い通貨です。
そのため、豪ドル円を取引する場合には、円が買われているのか、売られているのかだけでなく、豪ドル自体が買われているのか、売られているのかを見る必要があります。
6月に豪ドル円が下落したことは、その特徴がよく表れた事例だったと思います。
2026年7月のドル円見通し
7月のドル円については、日米金利差を背景に、基本的には高値圏で推移すると考えています。
ただし、162円から165円付近では、日本政府による為替介入への警戒が非常に強くなります。
円安方向へ動いたとしても、為替介入や介入への警戒によって、突然大きく反落する可能性があります。
したがって、7月のドル円については、
円安基調は続くものの、介入警戒によって一方向には上がりにくい相場
になると予想しています。
現時点で想定している中心レンジは159円から164円、月末の予想水準は160円から163円程度です。
もっとも、為替介入が実施された場合や、米国の経済指標、FRBの金融政策見通しが大きく変化した場合には、このレンジを外れる可能性があります。
2026年7月の豪ドル円見通し
豪ドル円については、豪州と日本の金利差が下値を支える要因になります。
一方で、豪ドル自体の弱さや、中国経済、資源価格への懸念が上値を抑える可能性があります。
また、日本政府が為替介入を行った場合には、ドル円だけでなく、豪ドル円も円高方向へ大きく動く可能性があります。
そのため、7月の豪ドル円については、
下値は金利差に支えられるものの、ドル円ほど強くは上昇しにくい相場
になると予想しています。
現時点で想定している中心レンジは109円から114円、月末の予想水準は110円から113円程度です。
豪ドル円については、ドル円の動きだけでなく、豪ドル米ドル、中国経済、資源価格なども確認しながら判断する必要があります。
2026年後半の運用方針
2026年後半は、豪ドル円を中心とした取引に挑戦してみようと考えています。
ただし、完全に豪ドル円だけに絞るのか、それともドル円と豪ドル円の二本立てにするのかについては、まだ流動的です。
豪ドル円には豪ドル円の特徴があり、ドル円にはドル円の分かりやすさがあります。
取引する通貨ペアを増やすことが、必ずしも利益の増加につながるわけではありません。
監視する通貨ペアを増やした結果、判断が曖昧になったり、取引回数が増えすぎたりすれば、かえってリスクが高くなります。
そのため、最初から方針を固定するのではなく、実際に豪ドル円を取引しながら、自分の取引方法に合っているのかを確認していきたいと思います。
相場環境によっては豪ドル円を中心にし、ドル円に取引しやすい場面があればドル円も対象にするという、柔軟な方法も考えています。
私のFX投資4原則
今回、上半期の目標を上回ることができた一番の理由は、自分で定めた「FX投資4原則」を守ったことにあると考えています。
基本トレンドを決めてから仕掛ける
まず、現在の相場の基本的な方向を、円安と見るのか、円高と見るのかを決めます。
相場の方向性を決めないまま、その場の値動きだけを見て売買すると、判断に一貫性がなくなります。
短期的な上下動に振り回されないためにも、自分なりの基本シナリオを持ったうえで仕掛けることが重要だと考えています。
もちろん、最初に決めた方向に固執するのではなく、前提となる経済情勢や金融政策が変われば、基本トレンドの判断も見直します。
仕掛けは1週間単位で考える
仕掛ける際には、前週の終値を参考にしながら、1週間単位で考えます。
為替は毎日、細かく上下します。
そのたびに方針を変えていては、落ち着いた判断ができません。
前週の終値、その週に発表される重要な経済指標、日銀やFRBなどの金融政策に関する予定を確認し、1週間の大まかな方向を考えたうえで取引を行います。
小まめに利益を確定する
為替は、円安にも円高にも動きます。
自分の予想した方向に動いたとしても、その動きがいつまでも続くとは限りません。
そのため、利益が出ている段階で、小まめに利益を確定することを心掛けています。
利益を最大限まで伸ばそうとすると、相場の反転によって、それまでの利益を失うことがあります。
一度に大きな利益を狙うよりも、取れる利益を確実に積み重ねることを重視しています。
予想が外れても破綻しない資金管理を行う
相場の予想は、必ず外れることがあります。
重要なのは、すべての予想を当てることではありません。
予想と反対方向へ相場が動いた場合でも、資金的に破綻しないことが重要です。
ポジションを大きくしすぎず、証拠金に余裕を持たせ、相場が予想と逆方向へ動いても耐えられる資金管理を行います。
この4番目の原則は、4つの中でも特に重要だと考えています。
FXでは、利益を得ることよりも、まず市場から退場しないことが大切です。
どれほど相場観に自信があっても、資金管理を誤れば、一度の大きな変動で運用を続けられなくなる可能性があります。
おわりに
2026年上半期は、目標としていた15%を上回り、20%を超える結果となりました。
しかし、この結果が今後も続く保証はありません。
相場環境が良かったから利益が出たのか、自分の判断が正しかったから利益が出たのかを、完全に区別することはできません。
だからこそ、利益が出ているときほど取引を大きくしすぎず、自分で定めた原則を守る必要があります。
2026年後半は、豪ドル円を中心にしつつ、相場環境によってはドル円も取引対象とすることを検討しています。
今後も、基本トレンドを決め、1週間単位で仕掛け、小まめに利益を確定し、予想が外れても破綻しない資金管理を徹底していきたいと思います。
上半期の結果に浮かれることなく、後半も堅実な運用を続けていくことが目標です。
※本記事は、筆者自身のFX運用の記録と考え方をまとめたものです。特定の通貨や金融商品の売買を推奨するものではありません。FX取引には、為替変動やレバレッジによって損失が生じるリスクがあります。取引は、ご自身の判断と責任で行ってください。

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