2025年4月初旬にリリースが予定されているiOS 18.4では、待望の新機能としてiPhoneのウォレットアプリにマイナンバーカードを登録できる機能が追加される見込みです。これにより、ユーザーは物理的なカードを持ち歩く必要がなくなり、日常生活の利便性が大幅に向上することが期待されています。
背景:Appleと日本政府の連携強化
この取り組みは、2024年5月に当時の岸田首相とAppleのティム・クックCEOが会談したことから始まりました。
会談では、日本のデジタル化推進の一環として、iPhoneのウォレットアプリにマイナンバーカード機能を搭載することで合意。
以降、Appleは急ピッチで開発を進め、iOS 18.4の開発者向けベータ版からは「TestPortraitJPNID.jpg」というマイナンバー関連の画像が発見され、この機能の実装がほぼ確実視されています。
マイナンバーカード機能で何ができる?
証明書のデジタル化で持ち物が減少
マイナンバーカードをウォレットアプリに登録することで、次のような利便性が期待できます。
- 運転免許証や健康保険証をデジタル化し、カードレスで利用可能
- コンビニでの住民票や印鑑証明の取得がスマホ一台で完結
- 行政手続きでの本人確認がスムーズに
これにより、外出時に複数のカードを持ち歩く必要がなくなるだけでなく、紛失リスクも軽減されます。
セキュリティは万全?
Appleはプライバシー保護とセキュリティを最優先としており、マイナンバーカード情報の登録・利用時にはFace IDやTouch IDによる本人確認が必須です。
また、データは端末内で暗号化され、Appleのサーバーには保存されないため、安全性が確保されています。
対応機種について
iOS 18.3で対応しているiPhoneのモデルは、下記のAppleの公式サイトで確認していただければと思います。
2025年4月初旬にリリースが予定されているiOS 18.4でもこのウォレットアプリにマイナンバーカードを登録できる機能が追加される見込みであるというのは、上記の通りです。
ユーザーへの影響と期待される未来
今回のiOS 18.4のアップデートにより、iPhoneは単なるスマートフォンから日本国内におけるデジタルID管理の中核デバイスへと進化します。
マイナンバーカード機能により、行政手続きや医療、交通機関の利用がよりスムーズになることでしょう。
なお、今後は、以下のようなさらなる展開も期待されています。
- 病院の受付や診察券としての利用
- 公共交通機関での身分証確認
- e-Gov(電子政府)サービスとの連携強化
Apple Intelligenceの日本語対応には注意が必要
iOS 18.4では、もう一つの注目ポイントとしてAppleのAIアシスタント「Apple Intelligence」が日本語に対応予定です。
しかしながら、これについては、対応機種については、注意が必要です。対応機種については、下記のAppleの公式サイトで確認してくださいネ。

なお、もうすぐ発売されるiPhone16eでも対応するようです。
まとめ:iOS 18.4で日常生活がもっとスマートに
iOS 18.4のリリースにより、日本のiPhoneユーザーはマイナンバーカードをスマホに取り込み、日常の煩わしさから解放される大きな一歩を踏み出します。
マイナンバーカード機能を利用するには、iOS 18.4へのアップデートが必須です。対応機種を確認し、早めのアップデートや機種変更を検討してください。
正式なリリース情報が発表され次第、最新情報をチェックし、アップデートを適用してこの便利さをぜひ体感しましょう!
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