海外旅行時に持ってゆくもので、手放せないものに充電器や延長コードがあります。最初の頃は、変圧器も持っていっていましたが、最近は持ってゆくことは無くなって、充電器や延長コードで済ませています。今回は、その辺の事情について紹介します。
充電器をどうするかいつも悩んでいました
海外旅行をするときに、いつも頭にあるのがiPhoneなどの充電問題があります。iPhoneは国内にいる時でもほぼ毎日充電していますが、海外の場合はiPhoneが万が一の時の命綱みたいなものなので、この充電問題は、特に重要な関心事なのです。
ところが海外の場合は、電圧が日本の場合の100ボルトと違って、200ボルトとか220ボルトという国が多いので、日本で使っているコンセントなどを海外にそのまま持って行って、そのまま挿して使って果たして大丈夫かという心配が常にありました。
最初海外に行ったのは20年ぐらい前でしたが、その頃は変圧器をわざわざ購入して持って行っていたような気がしていますが、いつのころからかサスコムなどの変換プラグを購入して、この変換プラグを使ってiPhoneを充電するようになっていきました。
もっとも、この変換プラグというのは、コンセント口の形状を変換するだけで、電圧を変えるわけではありません。それが、OKとなったのは、iPhoneなどの電源アダプター電圧が100V(ボルト)から240V(ボルト)まで使える仕様になってきたからです。
電源タップや延長コードも一緒に持っていっています
また、ここ数年、万が一のことを考えて、iPhoneを2台から3台、そして充電器も複数台持って行くようになってきました。そこで、分岐のための電源タップや延長ケーブルも必要になってきたのですが、今度は新たな問題も起きてきました。
つまり、この電源タップや延長ケーブルについても海外でも使えるのかという問題に今度はぶち当たったのです。電気屋さんに行って仕様をみても海外で使えるかどうか書いていないし、店員さんに聞いても納得行く説明をしてもらったことがありませんでした。
もっとも、実際には、日本で買った100V用の電源タップや延長ケーブルを持っていって、海外でも難なく使えていることもわかっているのだが、自分なりに納得したいと思い、再度調査したり、学習することにしたのです。
そこで、インターネットで色々調べてみて、電気理論上でもOKとの一応の確信を得たのところです。なお、技術的に使えるかいうことであって、つまり使っていいかということではないので、あらかじめお断りしておきます。
電圧より電流がもっと重要ということを学びました
上記のことを前提にして、結論を述べると、海外で使えるかということについては「使える」と考えるし、実際のところ日本の電気店で普通に売られている延長コードや電源タップを購入して、それを持って行って使っているが今のところ問題は起きていません。
もっとも、例えば海外で200Vの国があったとして、日本の100V仕様の延長コードや電源タップをつないだとすれば、なんとなく「やばい」と感じてしまうのは解らないでもないので、以下、少し電気理論的に解説してます。
結論的に言えば、使えるかどうかという問題は、電圧より電流が問題なのであって、日本で使う延長コードなどは200Vより2倍の電流に耐えられる。つまり、そのような仕様に基づいて延長コードなどは作られているのです。
例えば、私がiPhoneを充電するために海外に持ってゆくUSB電源アダプターは12W(ワット)です。日本でこのアダプターにつなぐと0.12A(アンペア)の電流が流れるが、200Vの国であれば、0.06Aとなります。
つまり、日本の半分の電流で済むわけであり、物理的にも十分に耐えられる構造にもなっています。このように電圧より電流が重要なのであることが解れば、200Vの国で買った電源ケーブルを日本で使用するのは、逆に「危ない」ということになります。
くどいようですがが、日本で作られた延長コードや電源タップを海外でも使えるかという問題は、技術的に可能かどうか、使えるかどうかであって、全ての国の法律をきちんと調べているわけではないので、使っていいかどうかではないので悪しからず。
しかしながら、日本で作られた延長コードや電源タップを海外で使ったことで、警察当局などに踏み込まれて捕まったという話は、今まで聞いたことがありませんが、最終判断は、あくまでも自己責任ということでお願いします。
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